杏子があの世に行ってしまってから、しばらく経ち、
あの浜辺のお店も、もうたたんでしまった。
杏子が死んでから建てたお店だけど、
実は、中のいい友達には知らせずにしばらく続けていた。
なんとなく、懐かしくなってみんなでその場所に行くことなった。
訪れたそのお店は、少しだけあのころの面影を残していた。
しばらくみんなと、あのころの話で盛り上がる。
もう悲しみなんて、無くなってしまったと思っていた。
だけど、なんだか急にあの頃のことが思い出され、
どうしようもないくらいに、涙が止まらなくなった。
そして、無性に杏子に会いたいと思った。
杏子とこのお店をやっていたら、どんなに楽しかったことだろう。
杏子のあの笑顔にまた会いたい。
そんな悲しみに押しつぶされそうになりながら、
今、夢から覚めました。
そんなサンデー・モーニング。
聞いてください。
マルーン5で、『サンデー・モーニング』
Wonda & the Heartbreakers
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