必ず寝る前に、『自分の死』を思い描くという行為を行っていると
語っていた。
自分が何歳で死ぬかを設定し、たとえば70歳で死ぬと設定したら、
60代の自分はこうある、50代はこう、40代、30代と人生のビデオを
巻き戻すかのように、現在の自分に戻ってくる。
自分が70歳になったとき、納得のいく自分でいられるか。
人生をまっとうしたと、誇らしく言えることができるか。
後悔のないように、今の自分を戒めるかのように毎日
行っているらしい。
ためしに一度、やってみると恐ろしいほどに
自分の未来が思い描けていないことに気づく。
決まってもいない未来を自分で想像もできない悲しさ。
途方にくれてしまう。
と、同時に未来の自分を想像するたびに自分の父親の
姿が現れる。
今まで、そうはなりたくないな~って思っていたのに、
孫を持ち、野菜作りに精を出し、穏やかなっていく
姿を見ていると、
『う~ん。。。別に悪くないかも。。。。』
って思ってしまう。
家業を継がずに東京で働いている地方出身の若者が、
実家に帰って父親の仕事を手伝いたいと思い直すのは、
都会の生活に疲れただけではなくて、そういう人生も
いいかもしてないと、思うからなんだと思う。
結局、骨屋の子は骨屋ですね~。
かといって、自分が今すぐに田舎に帰りたいと言って
いるわけではないけど、やっぱり年をとったら
自然のある中で生活をしたいな~と思っているわけですよ。
Wanda & the heartbreakers
未来の自分がしっかり見えないのは、
返信削除現在の自分がしっかりしていないから、
即ち、
現在をしっかり生きなさいってことなんじゃないのかなって。
難しいよね。
生きるのって。