行ってきました、D&DEPARTMENT。
尊敬してやまないナガオカケンメイが作り上げた城が
今どのようなことになっているかを実際に見て、
本当にこの会社で働いてみたいと思えるかどうかを確かめるため。
実際このお店に来たのは、2回目。
このD&DEPARTMENTが注目され続ける理由を
改めて知りたかった。
特に見たかったのは、人ともの(商品)。
『企業とは人間である。』
と、ピーとエフのドラッカーさんは言っていましたが、
ものを販売する店では、販売員は会社そのもの。
ツンとした態度で、売る気があるんだかないんだか
分かんない様な店員や、半分押し売りのように
後ろからお客の後をつけまわす店員。
お店によって店員さんの雰囲気は違うけれど、
一様に勢いのあるお店というのはお客が勝手に
舞い込んでくるので、必然と態度的がでかくなる。
その態度をどう隠すかが販売員の実力の見せ所。
たとえ販売員の内一人でも気づかずして、お客に
失礼な態度を見せてしまったら、お客はその販売員に
対してではなく、そのお店に対して、印象を悪くする。
東京では、最高のサービスもてなす洋服屋と言えばここ。
いい店員がいるお店には、いい洋服とお客が集まる。
そしていいお客はいいお金を払う。
必然的に店員の給料は高くなる。
アパレルの販売員の給料は、決まって低いと言われる中で、
ここ店だけは別格らしい。
よって店員の離職率は低く。固定顧客の獲得が容易となる。
と、そんなことはどうでもいいとして、
古きよきロングライフなデザインを重んじるナガオカケンメイにお店で、
その子分たちは、どんな表情でお客を出迎えるのかを
見ておきたかった。
実際に見て、
みんながんばっていましたね~。
すばらしい。いい接客してましたよ。
特に女性の店員さんはすばらしい。
男性店員の態度が悪かったわけではないけれど、
たぶんこのお店で働いている男性と女性の比率で女性の方が
多いせいだと思うけど、男性店員の元気があまりなかった気がした。
それと、たまにデザイナーらしき人(男性)が、俺は関係ねぇ的な態度で
すかしながら(あくまで主観的な感想)お店の中を行ったりきたりしているのを
見てなんとなく寂しくなった。
と、思ったの会社での自分にそっくりだったから。
そんなのがいやで抜け出そうとしているのに、
それがまた繰り返されるなら、つらすぎる。
それとも、それは逃れられないことなのか。
なんなのか。今は分かりません。
次は、もの。
見てこれ。
あとこれ、
田舎に行けば、どこでも売ってまんがな~的なものだらけ。
あとこんな学校の工作の時間で使われているような椅子。
真似して同じことやれば、成功しそうな感じがするけど、
きっとやったら失敗するんだろうな~と思う。
たぶん人がここで買い物をするのは、
単にこのお店がおしゃれだからというだけでは
ないんじゃないかと思う。
きっと、みんなナガオカケンメイという人に共感して買い物を
しにきているんじゃないかと思った。
彼の今の日本のデザイン業界に対するパンク的な反発が
今の若者にクールに受け止められたということ。
これが根底にあってのD&DEPARTMENT。
お客は、ここで商品を買うことにより、彼の考えに賛同しているのだろう。
ナガオカケンメイ=パンク=クール=D&DEPARTMENT
そんなわけで、このシールをどこでもべたべた張れば、
どんな商品でも、Dブランドに生まれ変わるわけですよ。
ものを売る前に、それを売る人がどれだけかっこいいことをしているか。
その後に、商品がついてくるという感じ。
結局は人なんだなと思った。
人自身がメディアとなってD&DEPARTMENTプロジェクトを広めていく。
ここに彼の成功があると思った。